続・春のおばあちゃん

何度かこのダイアリーに登場していた隣のおばあちゃん。

最近、ランチをずうっと断っていて。。。

申し訳ないなと思い、昨日、お電話をしてお誘いしてみた。

耳が遠いので、電話での伝言も不安ではあったが。。。

 

『11時すぎに迎えに行くからね』

 

昨日の電話ではどこに迎えに来るの!って言われたが

まさかなぁとは思っていたのです。。。

が!!!

扉を開けてチャイムを鳴らしても出てこない。

 

何度も何度も。

 

こうなったらリビングの扉を開けよう。。。

開けたら、、、、

 

どーんと椅子に座ってテレビを見ている。

 

私に気づき、

 

ママなしたのさ!

 

「伝わっていなかった~~~~~( ゚Д゚)」

 

昨日、電話でランチ行くって誘ったんだよ~

 

とくに慌てる様子もなく、「あらぁ そうかい」

 

「まぁ はいんなさい」

ガンガンかかっているラジオ。

耳が、、、痛い、、、笑

 

『こんな顔で行けないよね。 まゆ毛描くから!』

 

そう言うと、化粧箱を取り出し、顔をいじり始めた。

 

とにかくツヤツヤしている。 顔が反射板のように綺麗。

どうやら肌の湿疹につける軟膏で、てかっていた。

 

ラジオの大音量で、会話がままならないが、化粧を始めるおばあちゃんの顔を

私は、ずうっと見つめていた。

 

焦ることもなく、悠々と。。。 これも年齢から出る落ち着き?

 

いや、今のこの状態をわかっているのか?いないのか?

 

財布のお金も入っているのか、いないのか、、、

 

顔が仕上がると、上着を着て財布のみポケットに。

 

どこに行くのかも何も聞かない。 ちょっと遠い場所だったのだが、

文句も言わない。

 

お昼時だったので、待ち時間もあったが、嫌がらない。

 

とても順応性があり、本当にすごいなと私は思ってしまったのでした。

 

帰りは、行きたがっていたユニクロに連れて行ってあげた。

 

(笑)  また、お揃いの服が増えてしまった。

 

 

 

 

春の雪。

 

自然アート。

 

 

 

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