スーパーミラクル その1
つい先日、母親が10年ぶり以上、一人で汽車で札幌まで乗車に成功した。
この件については、賛否両論ありでして。。。果たして一人で行動させて良いものか。。。
家族でも色々と議論しあったが、いろんなスケジュールが重なり、このような「大きな子どもの初めてのお使い」状態となった。
あの日は、はじめてのおつかいのテーマ曲でもある「しょげないでよ~ ベイべ~」がずうっと心で奏でており、札幌在住の妹も同じ心境であった。 (笑)
なんせ、母親は仕事をリタイヤしてから、認知が進み、言語の繰り返しや今起きていることの記憶もすぐ忘れていきます。 ただ、とても進化型に見えて仕方がなく。。。 玄関のディスプレイや愛犬の散歩、愛犬の衣類のチェンジ、冷蔵庫の整理、洗濯物、リビングのディスプレイ替え。。。 とにかく動いています。
大好きなファッションも続いており、80代のファッションには見えません。
メイクもきちんとしますし、髪の毛のカラーもかかせません。
今回、札幌に行くことになったのは、私達姉妹が昨年初めて行った「真田ナオキ」のライブが今年6月にくるということがわかっていたので、私、妹、母と3枚チケットをゲットしておりました。
私は、旭川からJRで札幌。 母親は、帯広からJRで札幌。 乗車する汽車の時間も帯広からのスーパー十勝に合わせていましたので、ホームで母親をキャッチ予定でした。 妹も入場券でホーム入りし、2人でゲットするイメージは出来上がっており、パーフェクトではありました。
この日はJR路線が点検の不具合でダイヤが乱れており、偶然にも母親の前後のJR線、私の乗車前後のJR線も運休という、すごいスーパーミラクルなことが起きており、今回のミッションは絶対クリアせねばならなく、ミラクル追い風が吹いているではないか!!!
それでもミッションのスタートは、気分が折れて仕方なかった。。。
朝、母親が乗車する汽車の指定チケット、紛失という連絡が父親から入り、父親も朝からぐったり。。。
帯広駅へ向かう車の中で、このチケットで乗車だもんね~とひらひらさせていたという。
そこから見つからなくなってしまったのだ。
人のまばらな改札口で、手に持っているハンドバックを全てひっくり返し、一つ一つ点検したが、見つからず。。。
出発の時間も近くなる中、父と母も口論になったろうに。。。
見つからないという事態に、パニくりおそらく、見えているはずが、、、『モノ』が見えてないのであろう。。。
あるあるである。
入場券で入り、もちろん父親も席に座らせるまでのミッションをこなすために入場券入り。
トイレの場所のチェックなどをし、紛失したチケットのことを車掌さんに告げ、車内で指定席、乗車券を買うように!と指示をしたと。。。 ここまでの流れの報告が、すごく疲れた声で 。。。私の携帯に来たという訳。
やはり、そこでつまづいてしまったか!!!と、私も朝からブルーになってしまった。
車掌さんにチケットが見つかった際の交渉などいろいろ想定しながら、向かう札幌へのJR線で私はイメトレをしはじめた。。。 (笑)
母親の携帯に2度連絡するが、全然出てくれない。。。
やはり、途中で不安になり、下車してしまったのではないかと最悪パターンも想像し、
人は最悪パターンまで想像すると、急に開き直るもので、、、、
ここは、外国じゃあるまいし、どうにでもなると。。。 むしろスリル感が出て楽しむ方向にできるものである。
当初、私のJR到着、10分後に母親のJR線が到着予定であったが、不具合の運休の影響で、まさかの母親のJR線が途中で止まるという事態に。。。
家族総出でその情報を携帯で共有しあい、途中で降りたのではないか?の最悪な空想が現実身していきそうで、先に着いた私と妹は、キャッチ予定の4番線のホームで寒い風に吹かれながら。。。 待つのであった。
・・・・すると奇跡の携帯の着信音が・・・!!!
母親だ!
『いまね~ 南千歳。。。 ずうっと汽車も止まって。。。 疲れたよ』
『乗車のチケットも見つかったから』
一気にムードは、安堵感に包まれ、スーパー十勝がホームに着くイメージが高まり、妹と「はじめてのおつかい」のテーマソングを歌を唄わずにはいられなかった。
『しょげないでよ ベイべ~~~~』
予定より30分遅く「スーパー十勝」ホーム入り なんだか後光が射し、 神々しい!! まぶしいぜ!!!
わぁ~~~~~ 乗ってる
って、姉妹で大笑い!!! 到着の記録動画に私達の笑い声が。。。 すごかった (笑)
列車内に妹がお出迎え♪
よしよし🎵
よくできました!!
スーパーミラクルは続くのである〜
しょげないでよ~ ベイべ~~~~~ !