月夜の思い出

もう  何年も前のこと・・・転勤先の街で出会ったTちゃん
同じマンションと言う事もあり 時間を合わせて  夜のウォーキングを楽しんだ・・・

彼女との思い出は数々あり   おいしいものもたくさん食べたし おもしろいこともたくさん話して泣き笑いもよくした

夜のウォーキングも想像を絶するとても不真面目なものでもあった・・・
大笑いしながらウォーキングをする私たちは一風 変わった人たちに見られていたと思う・・・   

ただ唯一  青春ドラマのような一コマがあった 

小高い丘の上から 灯りの光る夜の街を見下ろして  凍るようなツンとした空気感の中   月夜に照らされながら 未来を語った私たち

誰にも邪魔されない静寂の中   私たちは1つの光を未来に見ていたのだ・・

それから   10年以上の時が流れ   私たちは再会を果たし
あの時の続きを今 また始めようとしている

私は約束通り  shopを運営し   彼女は心理カウンセラーとなり独立したのだ・・・

月夜を見るたび  あの時の誓い合った言葉と彼女の言葉を思い出す

「月の灯りのように よりそいながらやさしく人の心を照らしてあげたい・・・」と・・・。

月夜がきれいだと  何があっても前を向いていけるような気がする

・・・    今日もとてもきれいです・・・。