独り占めの時間。

東京に行った時のお話です。

この目的の中に、上野潤子先生のお墓に行くことを入れてました。

場所は、にぎやかな新宿です。

苦手な新宿は出口がいっぱい。。。 いつになったら目的の南口なのと

歩いて歩いて。。。

 

目的の出口が見つかると、あとは至ってシンプルでした。

 

おそらく南口から3~4分くらいなのかな。。。

 

こんなに激しい人口率なのに、道路を曲がってまた曲がると、そこはもう誰もいない路地。

車の音も聞こえないし、しっとりとした建物と建物の間に素敵な建築構造の院が佇んでました。

 

人工的な川の流れと池。

 

 

 

 

 

そして蓮の花。

 

 

 

 

 

 

こんな素敵なところで、潤子先生眠っているんだ~・・・

 

建物に入ると、自分の名前を記載し、IDカードのようなものを渡されます。

 

案内人にナビされながら、「水燐」というお部屋に通されて、カードを差すとオートで扉が開き、

 

 

 

 

 

奥から潤子先生が出てきた・・・のです。

 

 

 

 

息を飲むくらい静かで、洗練とされたコンパクトなお墓は、オートであろうと

生身を感じるくらい温かみもあり、流れてる潤子先生のたくさんの笑顔の写真が

本当にそこに本人がいるのではないかというくらい、一緒の時を過ごすことができたのです。

 

 

「やっと…これました」

 

口から出てくる言葉ってたくさん出てくるわけじゃないけど

 

「ありがとう」をたくさん言いましたね。

 

おしゃべりな潤子先生でしたから、しっとりしたお迎えがむしろ、ぐっと来てしまい、

 

大泣きの私でしたが、

 

「何泣いてんのよ…  洋子 大丈夫よ  笑顔笑顔!!!」って聞こえてきそうです。

 

遺影がすべて可愛い笑顔いっぱいの潤子先生でしたから…

 

めそめそはしてられない。

 

そんな空間だったのです。

 

物語などで、会いたい人が空から舞い降りてきて、光で覆い安らぎを与え、

その光は声を発し、安堵を与えると光が徐々に小さくなり、空の彼方へ消えてしまった…

 

そんなあるかもしれない「物語」を、今まさにここで感じ取ることができて、

 

行って本当に良かった。

 

 

IDカードを抜くと、扉は締まり、潤子先生は奥の間に…。

 

夢みたいな時間。

 

撮影した写真、どれを見ても、普通に映っていたのだが、

 

1枚だけ、潤子先生からサプライズプレゼントがありました。

 

大きなハートです。

 

やはり、「愛」に包まれていたんだね。

 

ありがとう ジュンジュン♪

 

 

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